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「食を調べるのも任務である。とは言ったものよねぇ」

「一口目は勇気が必要な物もあるがな」


たまたま夕食はパンドラと二人で屋台となった。

調べ物と報告があったので、リュートたち三人を置いて先行していた。

フェイトは見た目より小食なのであまり外食しないので、こういうときは二人だ。


「植物系は分解できないものあったりすると後がタイヘンなのよねぇ」

「月唯はほぼ分解できるから関係ないであろう」

「いやだって二人で感想言いながら食べた方がおいしいでしょ~」


体質的な不食のものもあるため、気をつけながらバランスよく選んでいく。

今日は魚を揚げたものを野菜と一緒に煮込んだものになった。

いただきます、と礼儀よく挨拶をしていただく。


「見た目がトマトなのに味がニンジンって」

「土臭くなくておいしいではないか、これは緑色のビーツか?」

「ほんとだ、キウイかと思った」

「うむ、ちょっと酸味が欲しい味だな」

「甘酢仕立てが恋しい味だねぇ、ほんと」


まぁ合わない事はないそこそこの味だった。

なぜか知らないけど酸っぱい食べ物に会わないため、ちょっと酸味が恋しい。


「果物もすっぱいの無いよねぇ」

「うむ見かけないの、鼻につーんとくる辛甘い果物にはさすがにびっくりしたが」

「リコリスみたいに甘苦いならガマンできるんだけど…さすがに辛甘いのは」


デザートは二人ともちょっとほろ苦いジュース。

あまりにも味が似ていたので勝手に「完熟ゴーヤジュース」と呼んでいる。

実際の実はスイカの仲間のようだったが…


「なんだ、こんなところにいたのか」

「あ、リュート。今到着?」

「ああ、遅いから食事摂ってから宿に向かおうと思っていた所だ」


人ごみでも目立つ髪色はやはり目印になるようだ。

到着したばかりの一行にあっさり見つかった。




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