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369.2

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冷たい手が頭を押さえている。



眠っている頭でもはっきり判る。


その、冷たい手が頭の中に直接入ってくる感触。

気持ち悪くて振り払おうとしても、できなくて。



鏡写しの自分


境界線のごとく深い谷


がくりと崩れ落ちる足元と落下する浮遊感


後ろから誰かに抱きつかれ、呼ばれる声


生暖かい感触



何か舞台や影絵を見ている感じだ。

何度も繰り返し見せられて、冷たい手は離れていった。

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