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本線 301-400 |
冷たい手が頭を押さえている。
眠っている頭でもはっきり判る。
その、冷たい手が頭の中に直接入ってくる感触。
気持ち悪くて振り払おうとしても、できなくて。
鏡写しの自分
境界線のごとく深い谷
がくりと崩れ落ちる足元と落下する浮遊感
後ろから誰かに抱きつかれ、呼ばれる声
生暖かい感触
何か舞台や影絵を見ている感じだ。
何度も繰り返し見せられて、冷たい手は離れていった。
投稿者 ryifb4 | 返信 (0) | トラックバック (0)