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「お、帰ってきたようだの」
「みたいだな」
「ただいま。あーびっくりした」
宿の部屋で留守番をさせていたパンドラが、フェイトと一緒に屋根の上にいる。
やはり連れて行くべきだったかなぁと反省。
「いやーすごかった、大バトルになっちゃって」
「ああ、そういえばかすかに歌が聞こえてきたのぅ」
「あの歌声はリュートだったのか」
歌と踊りの大バトルは一方的な終結になってしまったが、また機会があれば聞けそうだ。
なぜなら…
「んで、お相手がシグさんだったのには驚いた」
「は!?」
「そんでもって、よく見たらブレスさんもいた」
「なんでまたこんなところに…」
フェイトが驚いているのも無理はナイ。
「…放浪癖があるブレスまで捕まるとは…何事じゃ…」
とりあえず同族の事情に詳しいパンドラも驚きを隠せない。
同族でもかなり有名な風来坊らしいブレスさんが見つかった時点で事件のようだ。
「そうそう、シグさんからパンドラに伝言」
「む?」
「言えば解るって言うんだけど、『母体の手がかりが見つかった』だって」
「あい解った。すまないの月唯」
投稿者 ryifb4 | 返信 (0) | トラックバック (0)